高校物理

力学

科学の構造

科学は「自然の解釈法」のひとつです。自然は生命にとって大切であるとともに脅威です。そのため、人は自然を理解したくなるよう、プログラムされています。ただし、自然は複雑すぎて簡単に理解することができません。空を見上げればどこまでも空が広がってい...
力学

力学➀ 構造

力学とは、「物の位置変化」を解釈するための道具です。長さ(メートル)、重さ(キログラム)、時間(秒)の組み合わせで作られる単位を持つ物理量で、「物の位置変化」を記述します。科学では、興味のある現象を物理量で記述できれば、その現象を「理解した...
力学

力学② 構造の確認

「力学①」では、力学は7つの物理量しか扱えない、という話でした。本当に?という疑問が当然あると思いますので、以下に例を示します。令和3年度 共通テスト 物理基礎 第3問。電車の動きを理解しよう、という問題です。その中の、問1は以下のような問...
力学

物理量の表記

物理量は「単位付きの数字」です。ただし、値を明示せず、\( x \) などの文字で置いて式などを記述することも多くあります。物理量を文字で書く場合、イタリック体で書きます。例えば、力なら \( F \)、質量なら \( m \) などです。...
力学

力学③ 物理量の定義は2種類

物理量は、その性質と定義のされ方により、2種類に分類されます。「見えるもの」と「見えないもの」です。言い換えると、「視覚的に計測可能なもの」と「視覚的に計測できないもの」です。力学で扱われる物理量は7つですが、もちろん、2種類に分類されます...
力学

力学④ 「見えるもの」の定義

物理量は「計測するもの」です。数字+単位で記述したいのです。そのため、物理量の定義は「どのように計測するか」を表したものになります。また、他の、測定可能な物理量との関係で定義する場合は「数学的な表現」をします。まずは「位置」。これは前回の記...
力学

力学⑤ 続・「見えるもの」の定義

力学で扱われる物理量は7つです。そのうち、「大きさ」、「加速度」、「速度」、「位置」、「時間」は「見えるもの」です。「加速度」の日本語での定義は「速度の増加率」です。増加率なので、減速する場合は負の値になります。速度の増加率とは「どれくらい...
力学

力学⑥ 「見えないもの」の定義

「見えないもの」は「力」と「質量」です。これらの物理量は、「見えるもの」と違って、基本的に歓迎されない可哀そうな物理量です。「見えるもの」は、もともと興味を持たれている現象そのものを記述するために必要とされた存在です。本来なら、必要最低限の...
力学

力学⑦ 続・「見えないもの」の定義

「見えないもの」を定義する場合、「法則」という形での定義になります。「見えるもの」は目の前の現象のうち、測定できるものを数字と単位で表しただけでした。視覚的に認識でき、測定も出来る物理量は「自明」な物理量として扱われており、定義の仕方として...
力学

力学⑧ 力学で現象を理解する、ということ

7つの物理量の定義が終わりました。早速、使ってみます。今、座っていますか?立っていますか?医療用語では「座位(ざい)」といったり、「立位(りつい)」といったりします。いずれの姿勢であっても、少し「頭部」を動かしてみてください。座っている方は...